プリン味

プリン味

日本人は何でもバリエーションを増やすのが好きですが、プリンも色々な形に変わって使われている事も有ります。面白いところではプリン大福とかプリン味の餡とか、和風のお菓子に対してプリンの風味を加えたものです。こういう時のプリン味、というのはカスタードにほのかにカラメルの味が加わった感じの味に仕上がっています。もともとチョコレート味、とか抹茶味、という本来ひとつの味として成り立っているものの味なら解りますが、プリンはそもそもそういう料理名です。その料理名が丸ごと風味として使われているのは珍しいかもしれませんよね。そもそもタマゴ、牛乳、砂糖、が原料ですから、それと合うものならばプリン味は上手くなじむ様ですね。たとえばクッキーなどは小麦粉やバターを使いますが、小麦粉と卵も相性が良いですし、バターと牛乳も似た様な味です。ですからプリン風味のクッキーと言うのも美味しいに決まっています。駄菓子の中でも良くプリン味は使われています。もともとチョコレート味であったクリームが入っているお菓子のバリエーションとしてプリン味を作っているお菓子は多くあります。プリンそのものではなくて、プリン味というのが一つの味として成立している、というのは面白い現象ですよね。プリンの絵を書きなさい、と言われたらほとんどの人がほぼ同じような絵をかくと思います。そして使われる色は黄色と茶色ですね。これはカスタードの部分とカラメルソースの部分を表します。そしてこの色の組み合わせ、というのが私達の印象の中で一つの色としてインプットされているように思います。ですから無条件に黄色と茶色の組み合わせを見ると「プリンみたい」とどこかで思ってしまいますし、実際にプリンを色として表現しているのが、ヘアカラーです。髪の毛にカラーリングをして髪色を明るくした場合、そのまま放置して髪が伸びてくると地毛の濃い色が頭頂部に生えてきます。その地毛の黒髪の部分が広がってくると、その形状がカラメルソースをかけたプリンのように見える、と言う事から、ヘアカラーを放置した状態を「プリン」と呼んでいます。髪がプリンになった、と言えば、カラーリングした髪が伸びてしまって頭頂部だけが黒くなってしまった事を言うんですね。そしてその事は誰もが簡単にその髪の状態を想像するには絶妙な表現だと思います。つまりそれだけ「プリンの色」というのが私達には一つの色として頭の中に入っている、と言う事ではないでしょうか。それだけ私達にとっては昔からプリンは馴染みのある食べ物なんですよね。